お財布に入れると貧乏になる?簡単!スッキリ!レシートの目的別整理術

いつのまにか溜まるレシート。気がついたら、お財布や箱のなかがレシートでいっぱい!なんて人も多いようですね。
そこで「レシートの整理法が知りたい」という読者の方からのリクエストにお応えして、目的別簡単レシート整理術をお届けします。
心得1⇒レシートはその日のうちにお財布から出す
気がついたらレシートでお財布がパンパン。そんな人が多いのでは?
レシートを取っておく理由は人によっていろいろですが、どんなケースでもいえることは、お財布に入れっぱなしはダメということ。
ある調査によると、収入の低い人ほどお財布がレシートでパンパンになっているとか。
何日分ものレシートをお財布に入れっぱなしということは、お金に無頓着ということ。お金持ちへの道は、その日のうちにレシートをお財布から出すこと。そして、バラバラにならないよう1か所に集めておくことから始まります。
心得2⇒レシートを保管する理由と期限を明確にする
レシートを取っておく人は、なんのために保管が必要なのでしょう。
よくあるケースが、
1)家計簿をつけるため
2)クレジットカードの引き落としをチェックするため
3)自営業などで経費として必要なため
でしょうか。
自分がなぜレシートを保管するのか、いま一度確認しましょう。
レシートを保管しておく理由がはっきりしたら、おのずといつまで保管しておけばいいかが明確になります。
心得3⇒家計簿をつける目安は最長1週間
家計簿をつけるためにレシートを取っておく人も多いでしょう。でも、忙しくて家計簿を毎日つけるのはむずかしいですよね。
そういう人は、家計簿をつける目安を「1週間」と決めましょう。
「1週間ならレシートを溜めてもいいし、家計簿をサボってもいい」。これをマイルールにしてはいかが?
その場合、レシートを月~日の曜日ごとに分類するためのクリアファイル(またはクリアホルダーなど)を用意。その日のうちに、レシートをクリアファイルに入れていきます。そして、家計簿をつけ終わった時点で破棄します。
ただし、気をつけたい点が2つ。
1)返品する可能性があるもの
買ったけれど、まだ商品をちゃんとチェックしていないものは、不良品やサイズちがいなどで返品する可能性があります。返品する可能性があるレシートに関しては、レシートに印をつけておくか、別枠で保管しておくようにしましょう。
2)保証書として必要なもの
家電商品など保証期間がついたものはレシートが必要なケースがあります。その場合、レシートは保証書と一緒に保管し、レシート入れには商品名と金額を書いたメモを入れるといいでしょう。
心得4⇒クレジットカードの控えは別枠に
クレジットカードをよく使う人は、クレジットカードの控えを保管しておく別枠を作りましょう。
基本は、ちゃんと引き落とされたのを確認した時点で捨てること。
ついうっかり確認を忘れてしまった場合に備え、控えはひと月分ごとにクリップで留めておくとわかりやすいですよ。
心得5=経費になるレシートは項目別に
自営業など個人事業主の場合、レシートはあらかじめ「雑費」「消耗品費」「接待交際費」「通信費」「旅費交通費」などの項目ごとに分類しておくと、のちのちの作業がラクになります。
クリアファイルに入れておくのもいいですが、おすすめなのが裏紙やチラシなど不要な紙に日付を記入し、ホチキスでバンバン留めていく方法。手間いらずだし、あとでレシートを1枚1枚取り出し、日付を確認する必要もありません。
できれば1週間を目安に帳簿をつけたいところですが、レシートを仕分けする段階で日付と項目別に分類してあるので、1ヵ月くらい溜めておいても大丈夫ですよ。
個人事業主の場合、経費分のレシートは7年間の保管が義務づけられているので、断捨離だからとうっかり破棄してしまわないように気をつけましょう。
心得6⇒病院代・薬代は1年間保管する
絶対に覚えておきたいのが、病院代や薬代のレシートは1年間保管しておくこと。病院代や薬代が高額になった場合、税金が戻ってくる医療費控除という制度があります。
医療費控除を受けるには確定申告が必要で、対象となる期間は、前年の1月1日~12月31日の1年間。ですから、病院代や薬代(市販薬も含む)の領収書やレシートは1年間保管しておくことが大切です。