時短の味方で料理のレベルアップ!電子レンジのなるほど活用術

気温が高いときは、台所に立つのがユウウツ。できるだけ火は使いたくないですよね。そんなときの頼もしい味方が電子レンジ。
いまではすっかり生活必需品となった電子レンジですが、その機能を使い切れていない人も多いのでは? もっと便利に活用しましょう。
下ごしらえには電子レンジ!が常識
「おいしさの決め手は下ごしらえ」といわれていますが、何かと忙しい毎日、時間をかけてはいられませんよね。
下ごしらえは時間も手間もかかります。そんなときに役立つのが電子レンジ。上手に活用すれば、手軽に、スピーディに下ごしらえができます。
以下の加熱時間は目安です。ご自宅の電子レンジに合った時間を見つけてくださいね。
●野菜の下茹で
野菜には健康と美容に欠かせないビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは加熱すると壊れてしまうため、加熱時間をできるだけ短くするのがポイント。電子レンジでの加熱は、お湯で茹でるより短い時間で済むのでビタミンCの残る量が多くなります。
●炒め玉ねぎ
フライパンで玉ねぎを炒めると飴色になるまで時間がかかりますが、電子レンジを活用すれば5分ほどでOK!
キッチンペーパーを敷いた耐熱皿にみじん切りにした玉ねぎを入れ、ふんわりとラップをかけて3分ほど加熱。その後、フライパンで1~2分炒めると、飴色の玉ねぎのできあがりです。
●豆腐の水切り
豆腐の水切りも時間がかかるもの。電子レンジなら、豆腐1丁をキッチンペーパーで包み、ラップをかけずに2分ほど加熱すればOKです。
●カリカリベーコン
つけあわせに便利なカリカリベーコン。フライパンだと時間がかかり、油はねも気になりますが、電子レンジなら簡単。
キッチンペーパーを敷いた耐熱皿にベーコン並べ、上からさらにキッチンペーパーをかぶせます。まずは2分を目安に加熱し、カリカリ具合が足りなければさらに加熱します。
●こんにゃくのアク抜き
こんにゃくは水洗いをしてひと口大にちぎります。キッチンペーパーで包んで、3分ほど加熱します。キッチンペーパーが、こんにゃく独特のにおいがする水分を吸い取ってくれます。
ラップをする?しない?
加熱するとき、ラップをするかしないかで迷うことがありますよね。
基本は、水分を逃さずにしっとりとさせたいものはラップをかけます。例えば、煮物や蒸し物、冷凍ごはんなどです。また、カレーやシチュー、ポタージュスープなどはねやすかったり、膜が張りやすいものにもラップをします。その際、ふんわりと覆うようにするのがポイントです。
反対に、水分をなくしてパリッとさせたい天ぷらやフライ、ハンバーグなどにはラップをかけません。料理自体に水分を含んだみそ汁や肉じゃがにもかける必要はありません。
効率的に加熱する置き方
電子レンジの種類によって熱が通りやすい温めの場所がちがってくるので、どこに食品を置くのがいいか説明書で確認するのがおすすめです。
一般的に、ターンテーブルの電子レンジは真ん中から少し外れた場所に等間隔で並べると、加熱ムラがなく、効率良く温められるとされています。
ターンテーブルのないフラットタイプの電子レンジは、真ん中が最も熱が通りやすいタイプが主流です。
また、電子レンジのマイクロ波は塩分の多いものを熱しやすい特性があります。ですから、塩分を多く含んだ食品は加熱しすぎないように注意が必要です。
試してみて!電子レンジの裏ワザ
●湿気た海苔やお菓子がよみがえる!
海苔もお菓子も、キッチンペーパーの上にのせて加熱します。目安は10~20秒ほどです。海苔がシャキッとするのはもちろん、おせんべいやクラッカー、ポテトチップスなどのお菓子もパリパリの食感がよみがえりますよ。
●固まった砂糖や塩が元通り!
砂糖や塩が湿気て固まってしまったことはありませんか? スプーンで崩そうとしてもけっこう硬く、なかなか崩れませんよね。そんなときには電子レンジを使いましょう。
耐熱皿に入れて加熱すればOK。砂糖は加熱しすぎると溶けてしまうので、様子を見ながら加熱時間を調整します。
健康と美容にイチオシ!簡単すぎるホットバナナ
忙しい朝におすすめなのが、電子レンジで加熱するだけのホットバナナ。
作り方は超簡単!バナナを皮ごと2分加熱するだけ。皮が黒くなるのが目安です。
バナナが便秘におすすめなのは知られていますが、温めることでさらに効果がアップ。ホットバナナは体を温め、腸の活性化を促してくれます。
特に朝起きたときは体温が低めなので、ホットバナナ効果を感じやすくなりますよ。