真夏こそ食べたい!パプリカは美容と健康の救世主

いまもっとも熱い野菜といえば「パプリカ」。某テレビ番組で取り上げられてから、美意識の高い女性を中心に人気沸騰中です。
パプリカの旬は夏。旬のいまだからこそ食べたい栄養素が、パプリカにはぎっしり詰まっているのです。
ピーマンを上回る驚きの栄養素
赤や黄色、オレンジといったカラフルなパプリカは、いまが旬の夏野菜。パプリカはピーマンと同じナス科トウガラシ属の一種ですが、ピーマンより栄養にすぐれているのです。
特に、女性に嬉しいビタミンCはなんとレモンの2~3倍もあり、その含有量は野菜のなかでもトップクラス!
ところで、色によってビタミンCの含有量に差があるのはご存じでしたか?いちばん多いのがオレンジパプリカで、わずか1/6個で一日分のビタミンCの必要量を摂ることができ、赤パプリカでも1/3個でOKです。
ビタミンCが夏美人をつくる!
女性とってビタミンCは、美容のためにもアンチエイジングのためにも積極的に摂りたい大切な栄養素。
パプリカに含まれるビタミンCの特長として「熱に強い」ことがあります。一般的に、ビタミンCは加熱すると壊れてしまいますが、パプリカにはビタミンCを熱や酸化から守るビタミンPが含まれているので、加熱しても壊れず、逆に油とともに摂取することで吸収が良くなるというメリットがあります。
~ビタミンCの働き~
●美白効果
シミ・ソバカスの原因となるチロシナーゼの働きをブロック。メラニン色素の沈着を防ぐため、透明感のある肌を守ります。ビタミンCは紫外線が気になる夏の救世主です。
●ハリ肌効果
ハリのある若々しい肌をつくるために必要なコラーゲンの生成を助けます。肌だけではなく、爪や髪の健康にもビタミンCは欠かせません。
●夏風邪の予防
免疫力をアップさせる働きがあるので、夏風邪の予防につながります。夏風邪は治りにくいといわれているので、毎日ビタミンCを摂取することで免疫力の底上げをしておきましょう。
●アンチエイジング
強い抗酸化力があるため、老化の原因となる活性酸素から体を守ってくれます。また、ビタミンCの抗酸化力はストレスに負けない体づくりもしてくれます。
酸化を防ぐ栄養素がほかにもいっぱい!
ビタミンC以外にも、パプリカにはいろんな栄養素が詰まっています。そのキーワードは「抗酸化作用」。つまり、老化の原因となる体のサビを防ぐ働きがあるということ。パプリカはアンチエイジングの強力な味方なのです。
●カロチン
体や肌の酸化を抑える働きがあります。美肌効果のほか、動脈硬化や心筋梗塞、がんなどのリスクを低くする効果があると注目されています。
●ビタミンE
強力な抗酸化作用があることから「若返りのビタミン」と呼ばれています。活性酸素によるダメージを防いでくれます。
●カプサイシン
パプリカのなかでも赤パプリカだけに含まれている成分。抗酸化作用にすぐれ、生活習慣病を予防するほか、エネルギー代謝を活発にし、脂肪を分解する働きもあります。
●ビタミンP
「フラボノイド」とも呼ばれます。パプリカのビタミンCが加熱しても壊れないのは、このビタミンPが守っているから。また、強い抗酸化作用があり、毛細血管を強化する働きもあります。
捨てちゃだめ!ワタと種は栄養の宝庫
パプリカやピーマンは、ワタと種を取り除いて食べるのが一般的ですが、実はワタと種には捨てるのがもったいない栄養素が含まれています。「パプリカは丸ごと食べる!」が美容と健康の秘訣です。
●ピラジン
パプリカの白いワタに含まれているピラジンという成分には、血液をサラサラにする効果があります。血栓ができるのを防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞の予防効果が期待できます。
●カリウム
パプリカの種に含まれているカリウムは、必須ミネラルのひとつ。筋肉や神経を正常に保つほか、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。
ワタと種もおいしく食べるレシピは、「クックパッド」などにありますので、参考にしてはいかがでしょう。
紫外線によるダメージを受けやすい夏、ビタミンCたっぷりのパプリカで「キレイ」に「元気」に乗り切りたいですね。