
「なんだか毎日怒ってばかり。本当は笑顔で子どもを褒めてあげていたいのに。」
言葉を操りはじめた子どもに、そんなママの悩みは日々尽きないもの。
叱るのも大切。でも、「怒る」と「叱る」のは違います。いつもの叱り方、ちょっと見直してみましょう。子どもを上手に叱るには?
子どもの目線で目を見て話そう!
遠くから怒っても伝わりません。走り回っているなど、じっとしていない場合は動きを止めてから、子どもと同じ高さになって話して下さい。
車などでは難しいですが、基本的に話す時は人の目を見るものです。緊急時は別として、大切な話をする時程、面と向かってきちんと話すことを習慣にしましょう。
子どもなりの理由や言い訳(嘘)を聞いてみよう
悪いことをしたり、嘘をついたりした時、なぜそれをしてしまったのか、聞いてみましょう。大人が聞いたら「何言ってるんだか、嘘もばればれじゃないか。」というような内容でも、まずはうんうんと聞いてあげること。
つじつまが合わないことは、いろんな質問をするうちに、すぐにばれてしまいます。まずは、どんな内容でも、子どもの話すことに耳を傾け、意見を尊重してあげましょう。そう、きちんと叱ることは、ママやパパにとっても根気と体力と時間が必要なのです。
どうしてだめなのか理由と気持ちを具体的に!
「どうして、いい子でいてくれないの?」と怒ることはありませんか?
経験のないことは、大人だってイメージがつきません。子どもならなおさら。「いい子」のイメージもなんとなくしかわからないのです。「走り回ったら、お店の人や他のお客さんが困ってしまうよ?」「他の人を傷つけちゃダメ!お友達には優しくしてね!ママ悲しいな。」など、どうしてだめなのか伝えましょう。
「もっと他の方法はなかったかな?」と考えを誘導してあげ、繰り返しする場合は、「どうしてママが怒ってるか考えて話してみて?」と、考えさせるのも良いかもしれませんね。
他の子と比較してはダメ!
子どもと一口に言えど、成長スピードも個性も異なります。今の状態以上に期待し過ぎないようにしましょう。劣等感や他人へ妬みを増やし、自己否定的になりかねません。おまじないは「うちの子はうちの子。成長スピードも個性。」
大きく叱った後はフォローやハグをしてあげよう
叱った後、子どもがきちんと反省したら、お互いの気まずくなった空気を上手に変えてあげましょう。
表面には出さなくても、親に大きく叱られた後は、大抵へこんでいるものです。「○○ちゃんが大好きだから叱っているんだよ。」「きちんと反省して偉いね。次は気を付けてね。」など、フォローすることで子どもも安心し、自尊心を傷つけなくて済みます。ハグしてあげるのも良いでしょう。
ただし、「大きな声、沢山出してごめんね。」など、行動面で謝るのはいいですが、「怒ったママが悪かった。」など、内容面で謝るようなことを言ってはいけません。子ども自身ではなく、ママのせいになってしまいます。何かの勘違いで叱ったのでなければ、あくまでも悪いことは悪いこととして、対処しましょう。
やってしまった度に繰り返し叱ろう
子どもは、なかなか一度では覚えられないものです。
大人だって、注意をしないと同じことを繰り返してしまうもの。大変ではありますが、繰り返してしまった場合は、繰り返し辛抱強く、どうしてだめなのか教えてあげましょう。
叱るだけでなく、褒めてあげよう
叱ることも大切ですが、褒めることも同じくらい、子どもの成長には大切です。叱るのと同じくらい褒めることやスキンシップをとること!沢山コミュニケーションをとりましょう。