
「子どものことを叱ることはできても、褒めるのが苦手」なママも、
「うちの子は、とってもいい子で、褒めることばっかり」なママも、
今一度、子どもの褒め方を見直して、さらに素敵なママになりましょう!
褒めることで自尊心を育てる
褒めることは、子どもの自尊心を養うことでもあります。自尊心は、小さなことにもへこたれず、困難を乗り越えて行く力にもなるんです。
●「ありがとう」を増やしてみよう
褒め方が分からないという方は、まずは「ありがとう」の回数を増やしてみましょう。
小さなことでも、何かしてくれた度にお礼を言うことで、子どもの自尊心になります。「ありがとう」といわれると大人でも幸福度が増すそうですよ。
また、大人になると当たり前のことが増えてくるため、多少のことでは普通。むしろ、「どうしてもっとこうしてくれないの?」という要求が増えてきます。そのため、子どもへの要求のハードルも高くなっているかも。
つい、行動が遅くて自分が代わってしまったり、否定的な言葉を言ったりすることが増えてしまっていませんか?
●「ありがとう」に、一言プラスして褒める
どんな小さなことでも、できたこと、やってくれたことを「助かる」「嬉しい」「偉い」などお礼と一緒に添えて褒めましょう。
間違えがあった時も、まずこのように褒めてから、「こうするともっといいよ」「後はお母さんと一緒にやってみようか」などと教えてあげて下さい。
子どもには「自分にもできた。できそう。」という小さな積み重ねが自立や自尊心に繋がり、自信になってきます。
●子どもの個性とスピードを受け入れる
「○○ちゃんはもうこれができるのに、私の子はできない」という悩みもあるかもしれません。
けれども、子どもの一年は大きく、成長スピードも性格も違います。親の焦った気持ちは自然と子どもに伝わりますので、注意が必要です。言葉にするのも控えましょう。
他人への嫉妬や劣等感で自己否定的になりかねません。
特に、お受験を控えたママは、ピリピリしがち。でも、焦っていたあるお受験ママは、余りにもマイペースで肝が据わっているようにすら見える子どもを見て、「例え、合格できなくても、それだけが立派な道ではないし、いろんな道がある。それもその子の人生。」と返って、子どもから学んでしまったそうですよ。
「うちの子は、うちの子。焦らなくて大丈夫」というのが、子育てのおまじない。子育ては、その子の個性に合わせて、マイペースで大らかな気持ちでいましょう。
●褒めるだけ、では成長しない?
「子どもは褒めて伸ばす」というのも一つの方法。自尊心を養うために、褒めることも、とっても大切ですが、叱ることも大切です。
みんな、子どもには自分勝手でなく、自分で責任をとれ、他人を思いやれる人間に成長してほしいもの。人として悪いことをした時は、悪いこととして子どもをかばい過ぎず、叱る勇気も持つようにしましょう。
叱り方はこちらを参考にして下さいね!
●面倒のない、いい子ちゃんには…
逆に、「うちの子は面倒のない本当にいい子」という方もいるかもしれません。そういう子は、本人が感じているか別として親や周囲の気持ちや雰囲気を察知し、我慢や気持ちを押し殺している場合も。
怒られるのを避けて自分を守り、親に迷惑をかけないようにとしている可能性もあります。失敗を恐れているのです。そんな子には、チャレンジする時に、失敗しても大丈夫なことを伝えてあげてほしいです。また、失敗した時にもなるべく褒めてあげましょう。
「失敗したかもしれないけど、よく頑張ったね。」などと伝えることで、「失敗しても、またがんばればいいんだ。」という安心感が生まれ、小さな失敗ではあきらめないチャレンジ精神のある子になれるでしょう。