2016年度、変わるのは値上がりだけじゃない?暮らしを守るために知っておきたい“お金”と“制度”!!

2016年度がスタートしました!
新年度は心機一転、気分がウキウキする反面、さまざまなものが値上がりするタイミングでもあります。
この4月から、税制や社会保障制度が大きく見直されたのは知っていますか?
家計と生活を守るために知っておきたいお金のこと。新年度からどう変わったのかご紹介しましょう。
「児童扶養手当」2倍に!?保育園・幼稚園料無料も増える!
子どもを持つ大人女子ママなら絶対に知っておきたいのが、この4月から社会保障制度が見直されたこと。
子育ての分野では、年収365万円以下のひとり親世帯に支給されている「児童扶養手当」の変更がありました。2人以上子どもがいる家庭では、実質、支給額が増えます。
これまでは1人目が最大で月4万2000円、2人目が5000円、3人目以降が3000円でしたが、12月以降の支給分からは2人目以降の加算額が最大で2倍になります(所得に応じて変わってきます)。
さらに、保育園・幼稚園の保育料無料の対象が拡大されたのも嬉しいニュース。
年収360万円未満の家庭を対象に、2人目が半額、3人目が無料となります。これまでは1人目の子どもの年齢に応じて負担がありましたが、これが撤廃されました。
ただ、いくら負担減となっても、保育園に空きがなければ意味がありません。一刻も早い待機児童の問題解消が、ママたちの心からの願いです。
大病院に行くと5000円以上の負担増に!?
万が一の病気やケガに備えて知っておきたいのが、医療のこと。
この4月から、紹介状なしで大病院を受診すると、初診だと5000円以上、再診だと2500円以上の追加負担がかかるようになりました。
これは、重症の人は大病院へ、軽症なら近所のかかりつけ医院へ行くことを促すためです。
ただし、必ずしも「大病院=総合病院」ではありません。対象となるのは、大学病院などの「特定機能病院」と、500床以上の「地域医療支援病院」で、全国で約250病院です。
とはいえ、近くに大病院しかない地域の人や、診察後すぐに入院が必要となった場合は負担する必要はありません。
また、入院時の食事もこれまで1食260円だったのが、100円アップとなり1食360円になりました。1ヵ月の入院だと9000円の負担増となります。