「延滞と借金、どっちがNG?」マネーリテラシーを身につけよう!

新年度は何かとお金がかかります。どうしてもお金が必要なとき、あなたはどのように工面しますか?
親や友人に借りますか?それとも、キャッシングやローンを利用しますか?
大切なのは、いざというときに備えて、お金に関する知識を持つこと。
お金にまつわるトラブルやリスクを回避するためにも、賢明なお金の借り方を知っておきましょう。
延滞と借金、あなたはどっちを選ぶ?
お金は借りないほうがいいに決まっています。でも、どうしても必要なときがあります。
例えば、家賃や水道光熱費が払えないとき。また、携帯電話やクレジットカードの支払いができないとき……あなたならどうしますか?
家賃を延滞した場合、すぐに退去を求められることはありませんが、長引けば連帯保証人に連絡がいき、延滞を繰り返すと強制退去になることもあります。
水道光熱費の場合、電気だと2ヵ月の延滞を目安に止められてしまいます。
家賃と水道光熱費は生活に直結するので、優先して支払う人が多いようです。
ところが、携帯電話やクレジットカードの支払いを甘く見ている人がいます。
実際は、家賃や水道光熱費より、携帯電話やクレジットカードの延滞のほうが怖いことがあるのです。
携帯電話の延滞を甘く見てはいけない!
携帯電話は、通信会社によってちがいはありますが、1ヵ月弱の延滞で止められてしまいます。それでも払わずにいると、その1ヵ月後を目安に強制退会となります。
「強制退会になっても他社で契約するからいい」と思うのは大まちがい。
特に、携帯の端末を分割払いで購入した場合は取り返しのつかないことになる可能性大です。
携帯端末の分割払いは、ローン契約をしています。つまり、ローンを延滞しているのと同じこと。
信用情報機関に「延滞」の情報が記録されるため、その後、クレジットカードやローンの契約ができなかったり、新しい携帯を契約しようとしても分割払いができなかったりするのです。
もちろん、クレジットカードの返済も同じです。延滞の記録は、およそ5年を目安に情報として残ります。
そのあいだは「お金に関して信用度が低い人」と見られるため、新たな契約をしたり、お金を借りたりするのがむずかしくなります。
さらに、支払いが遅れると延滞金が発生します。これが、かなり高いのです。信用情報に傷がつくうえ、高い延滞金を取られる……大人女子なら絶対に避けたいケースです。
クレジットカードでのキャッシングの注意点
お金が必要なとき、まず浮かぶのはクレジットカードのキャッシング枠かもしれませんね。ショッピングのように気軽に利用できるのがメリットです。
ただし、盲点なのが金利。ほとんどが金利15%~18%とかなり高いのです。
また、利用限度額が「ショッピング50万円」「キャッシング30万円」と設定されている場合、必ずしも30万円のキャッシングができるわけではありません。
この場合、ショッピングとキャッシングを合わせて50万円まで利用できるという意味です。
もし、ショッピングで40万円を利用していたら、50万円-40万円=「10万円」のキャッシングしかできません。