働く大人女子の本音は?生まれ変わって働くなら女性がいい?男性がいい?

「生まれ変わるとしたら、女性がいい?それとも男性がいい?」
誰もが一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。
では、ただ「生まれ変わる」のではなく、「生まれ変わって働く」としたら、どちらがいいですか?
いまの日本のビジネスシーンは、男性のほうが得をするのか、それとも女性のほうが働きやすいのか……。
アンケート調査から、働く大人女子のホンネが見えてきましたよ。
調査結果から、働く女性の大変さが見えた!?
株式会社ワークポートが、転職希望者を対象に「次に生まれ変わって働くとしたら、男性として働きたいか、それとも女性として働きたいか」という質問をしました。
この質問のポイントは「働くとしたら」という点。転職希望者を対象にしているので、ほとんどが会社員だと考えていいでしょう。
まず、男女合わせた全体の回答を見ると、「男性がいい」と答えた人が61%、「女性がいい」と答えた人が34%、「どちらでもよい」が5%でした。
圧倒的に「男性」を選んだ人が多いという結果になりました。
男女別に見てみましょう。
【女性】
次も女性がいい:67%
次は男性がいい:27%
【男性】
次も男性がいい:84%
次は女性がいい:12%
この結果から、働く女性の4分の1以上が「次は男性になって働きたい」と思っていることが明らかになりました。
その理由を聞いてみたところ、
「男女平等とはいえ、まだまだ男性のほうが出世しやすいと感じている」
「出産と育児の壁があり、長く勤めるのが難しい」
といった意見が多かったようです。
男性優位の職場環境が、垣間見える結果となりました。
女性だからこそできる仕事がある!!
ただし、割合からいうと「次も女性になって働きたい」と答えている大人女子のほうが断然多いのです。
その理由はなんでしょう。
「仕事と家庭を両立できる女性に憧れるから」
「女性ならではの職業があり、やってみたいから」
「気遣いが細部まででき、職場の雰囲気を変えられるから」
女性だからこそできることをあげた人が目立ったようです。
女性を取り巻く環境が大きく変化!
実は、“働くこと”に限定せず「次に生まれ変わるとしたら、女性と男性のどちらがいい?」という質問は、1958年から統計数理研究所が「日本人の国民性調査」において時系列で調査しています。
いまから58年前の1958年の女性の回答では、「男性になりたい」が64%、「女性になりたい」が27%と、圧倒的に「男性になりたい」女性が多かったのです。
それが、1968年を境に逆転。2008年には「男性になりたい」が23%と大きく減少した一方、「次も女性がいい」と答えたのは71%という結果になりました。
時代とともに、女性を取り巻く環境が変わっていったのが、この調査からもうかがえますね。
さて、あなたは次に生まれ変わるとしたら、また女性がいいですか?それとも男性になってみたいですか?