こんなことってあるの?!新しい法律が生んだといわれる惨劇

「ヤミ金には手を出さないで!」
「ヤミ金で借りたら借金地獄!」
ヤミ金融とは、一種のお金の詐欺です。あなたもこのような言葉、一度は聞いたことありませんか?
ヤミ金って何?
ヤミ金は、利子を法律規定の20%より高く設定したり、返済能力がない人にも無理な貸し付けをしたりする他、どんな手段でも貸した資金を回収しようとする悪徳業者のことです。そんな怖いイメージのヤミ金ですが、キャッシング業界の仕組みとヤミ金が沢山生まれたきっかけの一つが、なんと私たちを守る法律という一説があります。今回はそれについてお伝えしましょう。
貸金業のリスクとユダヤ人
貸金業とは、文字そのまま「お金を貸し、返済してもらう時の利子で利益を得る」というビジネスシステムで、遠い昔、ユダヤ人が考え出したビジネスモデルだという説もあります。そして長い年月を経た現代でも、銀行であろうと、消費者金融であろうとシステム大きく変わりません。
けれでも、お金を貸した人全てが、確実に返済してくれる保証はありません。一般に、審査のハードルを低くしている消費者金融でも、 10縲鰀15人に1人は貸付けしお金が回収できないと言われています。つまり、10人に10万円ずつ貸し、金利の利益の合計が10万円だとしたら、一人返済できない人がいただけで、元金の回収はできても利益が0円になってしまう計算です。これではリスクが高過ぎるので、実際は、企業側で様々なリスク管理を行っています。
他業界よりクリーンで厳しい?!貸金業界の2つの法律
消費者金融業界自体も以前、貸金業の法律が改善されたことにより、サービス向上や利息の利率に規定がしっかりでき、よりクリーンな体制に変わるきっかけがありました。それは、「出資法」と「利息制限法」という2つの法律です。
2つとも内容的には似た法律で、お金を貸す時に金利をどれくらいまでにするのかなどを法律で制限しています。さらに「出資法」の場合は違反すると罰則規定も。あなたを守る大切な法律ですが、一方でその変わり目に対応できなかった企業のせいでヤミ金が増えたとも言われているのです。
サービスの充実と法律の改善
この出資法で利子率が制限されると、それまで多額の利息を便りに経営していた、比較的規模の小さい業者などは、経営できなくなる事態が続出。その結果、法律違反したヤミ金融というものに変わり、ヤミ金が多く発生したという説があります。「出資法」によって、消費者金融業界は結果的に大手の寡占状態となり、大手で融資を断られた人は、法律で返済を義務付けられていない非合法なヤミ金融に手を出ししやすくなったという見方も。
善意のはずの法律が、結果的にはヤミ金融の台頭を許してしまった・・・もし本当にそうだとしたら何とも皮肉なことです。サービス志向の今日は、ソフトヤミ金だなんて、表面的には優良企業と変わらない所も出てきました。宝石など何か物を買わせるのに、悪質業者とローンを組ませるというケースも。
もちろん原因はこれだけではないので、ご注意を!そして、法律が改正されたことで、利用者に安全に安心に利用しやすくなったことは事実です。また、ヤミ金は一見、大丈夫そうに見えますが、そんなに甘くはありません。一度手を出してしまったら、精神的に追い込まれるだけでなく、一生、お金に振り回されるだけで済めばまだマシ・・・という状態に。
だまされない!は、企業選びが大切!
そんな風にならないためにも、借入先はしっかり優良企業を選ぶ必要があるんです。優良企業で計画的に借りるキャッシングやローンは、むしろ生活を豊かにしてくれます。
上手に賢く、ローンやキャッシングする女性も多く、最近はダークでどろっとしたイメージのキャッシングも、法律の改善や芸能人のCM起用で明るいイメージになってきました。でも、ヤミ金は甘い誘惑が本当に得意!詐欺なんて、だまされない!と思わず、借りる前にしっかり疑うのが防止に繋がります。