眠たすぎる人は要注意!春の眠気には病気が潜んでいるかもしれません!!

「春眠暁を覚えず」というように、春は眠気をもよおす季節でもあります。
ぽかぽか陽気に誘われ、仕事や家事の途中についうたた寝してしまう人もいるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待って!
春の眠気には病気が隠れている場合もあるんです。あなたの眠気は大丈夫ですか?

春が眠いのにはこんな理由がある!
●自律神経のバランスが乱れる
気温や日照時間の変化に体がついていかず、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
そのため、興奮モードとリラックスモードの切り替えがうまくいかず、日中も眠たくなってしまいます。
●体の新陳代謝が活発になる
春は、新陳代謝が活発になる季節。暖かくなって体の機能が活発になるので、その分たくさんのエネルギーが必要になります。
そのため、エネルギー不足に陥ってしまい、眠たくなります。
●ぽかぽか暖かくて気持ちがいい
春のぽかぽか陽気は心地いいですよね。
春に眠くなるのは、気候がいいことも一因。快適な気温だと、体がリラックスモードになるため眠気をもよおすのです。
春になると「たっぷり寝たはずなのに」「午後になると眠くなる」という声があちこちで聞こえます。
それもそのはず。このように、春が眠いのにはちゃんとした理由があります。
でも、異常なほどの眠気には病気が潜んでいることもあるので注意が必要です
「過眠症」で日常生活がめちゃくちゃに!?
不眠症ほど知られていませんが、いま増えているのが「過眠症」です。
十分な睡眠をとっているのにもかかわらず、日中、強烈な眠気におそわれる睡眠障害です。
いわゆる「寝ても寝ても眠たい」状態が続き、日常生活に支障をきたすこともあります。
「もしかして過眠症かも?」と思った人は、次の項目をチェックしてください。
<エップワース眠気尺度テスト>
ない→0点 たまにある→1点 よくある→2点 いつもそうだ→3点
1.読書をしているとき、眠ってしまう
2.テレビを見ているとき、眠ってしまう
3.会議室や映画館など人が大勢いる場所で座っているとき、眠ってしまう
4.他の人が運転する車に1時間くらい休憩なしで乗っているとき、眠ってしまう
5.午後、横になって休んでいるとき、眠ってしまう
6.座って人と話しているとき、眠ってしまう
7.昼食後、静かに座っているとき、眠ってしまう
8.車を運転中、信号待ちや渋滞のとき、眠ってしまう
以上の合計が11点以上の場合は、「過眠症」による眠気の可能性があります。
ひと口に「過眠症」といっても、いくつかの種類があります。
代表的なのは「ナルコレプシー」と「特発性過眠症」です。
600人に1人の割合!「ナルコレプシー」
過眠症のなかで最も知られているのがナルコレプシーです。
ナルコレプシーは急激な睡魔におそわれ、起きていることができません。
大事な会議中や車の運転中など、絶対に寝てはいけないシチュエーションでも眠ってしまうのです。
そのため「サボっている」「居眠りしている」などとレッテルを張られたり、交通事故を起こしたりしてしまう危険性もあります。
日本では600人に1人がナルコレプシーといわれています。原因はわかっていません。
<ナルコレプシーの特徴>
・一度の睡眠時間は5分~30分
・起きたときはすっきりしている
・短時間の睡眠を繰り返す
日中、長時間寝てしまう!「特発性過眠症」
ナルコレプシーの睡眠が短いのに対し、特発性過眠症は日中、長く寝てしまうのが特徴です。
夜十分な睡眠をとったのに、日中強い眠気を感じ、1~4時間ほど寝てしまいます。
こちらも原因ははっきしていません。
<特発性過眠症の特徴>
・日中、1~4時間ほどの長い睡眠
・起きたときも眠い
・寝起きが悪い
いちばん多い!睡眠不足からくる眠気
「日中、眠くて仕方がない」……その原因のトップは病気ではなく、なんといっても夜しっかり眠っていないこと。
理想的な睡眠時間は、1日7時間程度といわれています。
ところが、実際は約4割の人が6時間未満の睡眠時間です。
日中の眠気を撃退するためには、夜しっかり寝ることが大切!
ただし、夜に十分寝ているにもかかわらず、日中の眠気で日常生活に支障がある場合は、睡眠専門の医療機関を受診することをおすすめします。
◆次に読みたいおすすめコラム◆
・花粉シーズンはすぐそこ!いまから、すぐ始めたい花粉症対策最前線!!
・究極のずぼらダイエット!寝るだけで痩せる「3・3・7睡眠法」の効果がすごい!!
・カフェイン中毒の不安を解決!コーヒーやエナジードリンクは大丈夫?