足のむくみを撃退して、シルバーウィークの旅行を快適に!

2015年のシルバーウィークは5連休!しかも、有給休暇を2日とれば最大9連休になります。
今年のシルバーウィークは旅行を計画している人も多いのでは?
ただ、長距離移動による疲れには気をつけたいもの。せっかくの旅行を台無しにしないために、長距離移動で疲れないコツをご紹介しましょう。
足のむくみを解消する5つのポイント
今年のシルバーウィークは海外など遠くに足を延ばす人も多いようです。楽しい旅行ですが、長時間の移動で足がむくんだり、背中や肩が凝ったりすることがあります。
特に女性で多いのが、足のむくみ。飛行機や電車、車などに長時間座っていることで血行が悪くなり、水分が溜まってしまうことで起こります。足のむくみは、ちょっとした工夫で予防することができます。
1.かかとの上げ下げ
最もポピュラーな方法です。座りながらかかとを上げ下げすると、ふくらはぎの筋肉が収縮するため、血液が流れるようになり、むくみが予防できます。かかとの上げ下げに加えて、足の指を開いたり閉じたりするとより効果的です。
2.足首回し
足首回しには全身の血流を良くする効果があります。内回し、外回しをゆっくり行いましょう。靴を脱いで行うのがおすすめです。
3.膝の裏を押す
膝の裏はリンパ液が集まるところ。膝の裏をゆっくり押すとリンパ液が流れてすっきりします。親指以外の4本の指で押すと効果的です。
4.鼠径部(そけいぶ)をさする
鼠径部もリンパ液が滞りやすい場所。鼠径部は足の付け根で、ちょうどビキニラインに当たります。少し力を入れてさするとリンパ液の流れが良くなります。
5.タオルで足を包む
移動中は、つい足をだらっと開いてしまいますが、この姿勢は血流を悪くさせます。太ももやふくらはぎをつけた正しい姿勢で座るほうが、血流が良くなり、むくみの予防になります。
ただ、長時間、足に力を入れていると疲れてしまうので、太もものあたりをタオルで巻くと、力を入れずに正しい姿勢をキープできます。
正しい姿勢でコリを撃退
長距離移動による背中や肩のコリを予防するためには、正しい姿勢でいることが最良の方法です。
ひじをついたり、足を組んだりすると、体の左右のバランスが崩れるので背骨まわりの筋肉が凝ってしまいます。同じほうの手で重い荷物を持つのもコリの原因になります。
また、猫背は肩こりにつながります。乗り物に長時間座っていると、どうしても猫背になりがちなので、意識して背中を伸ばしましょう。ときどき肩甲骨を動かすのもコリを解消するのに効果的です。
エコノミー症候群に気をつけて!
エコノミー症候群……よく聞く言葉ですよね。「エコノミークラス症候群」「旅行者血栓症」とも呼ばれ、長時間同じ姿勢でいることが原因となって起こります。
長時間座っていると、足の静脈の血流が悪くなり、血栓ができてしまいます。これを「深部静脈血栓症」といいます。そして、立ち上がったときに、血液の流れにのってこの血栓が肺の血管を詰まらせることがあり、これを「肺塞栓症(はいそくせんしょう)」といいます。これが、エコノミー症候群の正体です。
重度の場合は死に至るケースもあるので、十分に注意しましょう。
エコノミー症候群と呼ばれていますが、飛行機だけではなく、電車や車、バスでも起こります。特に飛行機で多いのは、気圧が低いことがエコノミー症候群を誘発しやすくするからです。
エコノミー症候群の予防に実践したいこと
足のむくみ予防でお伝えした方法は血流を良くするので、エコノミー症候群の予防にも効果的です。かかとの上げ下ろしや足首回し、足のマッサージなど積極的に行いましょう。
●こまめに立ったり歩いたりする
立ったり歩いたりするだけでエコノミー症候群はかなり予防できます。飛行機や新幹線ならトイレに立ったり、車なら休憩を挟んだりしましょう。
●ゆったりした洋服を着る
締めつけ感のある洋服を着ると血行が悪くなり、エコノミー症候群になるリスクが高くなります。長時間の移動のときはゆったりとした洋服を着ましょう。また、ボタンやベルトを外すなど、なるべく締めつけ感をなくしましょう。
●アルコールを避ける
旅行中はお酒が飲みたくなりますが、アルコールには利尿作用があるため、血液中の水分量が減り、血栓ができやすくなります。
●水分を摂取する
水分が足りないと血液の粘度が高くなるので、適度な水分補給を心がけましょう。特に飛行機は乾燥しているため、体のなかの水分が失われやすい環境。意識して水分を摂る必要があります。