きれいな人は食べている!雑穀のススメ~主食チェンジで、おいしくキレイにダイエット!

美容と健康のために玄米を主食にしている女性がいる一方、炊くのに時間がかかることや、消化が良くないことで挫折した人も多いようです。
そんな女性たちに人気なのが雑穀。白米に混ぜて炊くだけで、体に嬉しい栄養素が手軽に摂れることから、雑穀米の人気が高まっています。
雑穀米が人気のワケ
雑穀とは、白米や小麦など主食にしているもの以外の穀物のことで、アワ、ヒエ、キビ、黒米、赤米、ハトムギ、大麦などたくさんの種類があります。五穀米や十六穀米などを出しているレストランやカフェも増え、自宅用の商品もさまざまな種類があります。
白米に加えて炊くだけの手軽さと、体に良くてダイエットにも効きそうなイメージから女性に人気です。
でも、雑穀米はほんとうに体にもダイエットにもいいのでしょうか?
「雑穀米は体にいい」の真相
雑穀はビタミンやミネラル、食物繊維を含み、白米よりもはるかに栄養バランスにすぐれています。
代謝を活性化し、健康維持には欠かせないビタミンB群、若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEが、主食で手軽に摂取できるのは嬉しいですね。
しかも、ごはんは毎日食べるので三日坊主にならず、継続的に摂れるというメリットがあります。
また、食物繊維を含んでいるため、女性の悩みで多い便秘の予防と改善が期待できます。
「雑穀米は美肌を作る」の真相
雑穀に美肌効果があるといわれるのは、抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノールが含まれているから。さらに、食物繊維を豊富に含んでいることから、腸内環境が良くなり、肌あれや吹き出物を予防するデトックス効果も期待できます。
「雑穀米はダイエットの味方」の真相
雑穀はカロリーが低そうなイメージですが、実は白米と変わりません。ですから、油断してたくさん食べるのは禁物。ただ、プチプチとした歯ごたえがあるため、よく噛んで食べるようになるので、満腹中枢が刺激されて少ない量でも満足感を得やすくなります。
さらに、噛む回数が増えることで顔筋が鍛えられ、フェイスラインがすっきりするほか、たるみの予防にもなります。
バリエーションが楽しめる雑穀米
雑穀には、黒、赤、黄色などさまざまな色があり、食卓の彩りが豊かになります。どの雑穀を、どの割合で混ぜるかによって、味わいや食感、色合いが変わってくるのも魅力です。
●黒米
楊貴妃も美容のために食べていたといわれています。食物繊維が豊富なほか、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1も含まれています。黒米の色素は、ポリフェノールの一種であるアントシアニン。強い抗酸化作用があり、アンチエイジングや生活習慣病の予防が期待できます。
●赤米
日本で初めて作られたお米といわれています。赤米の色素は、ポリフェノールの一種のタンニンで、抗酸化作用や抗がん作用、殺菌作用があるといわれ、生活習慣病の予防が期待できます。また、赤米には体を温める効果もあります。
●アワ
食べやすい雑穀として人気です。食物繊維のほか、亜鉛や鉄が豊富なため、肌あれや貧血が気になる方におすすめです。また、血中の善玉コレステロールを増やす働きも期待されています。
●ヒエ
もちもちとした食感が特徴。白米の8倍以上の食物繊維を含むため、便秘で悩んでいる女性には特におすすめです。
●アマランサス
いま、最も注目されている雑穀。NASAの宇宙食として採用されたほど、豊富な栄養を誇ります。たんぱく質を多く含み、疲労回復や美肌効果があり、アンチエイジング、貧血予防、悪玉コレステロールや中性脂肪を下げる働きが報告されています。
雑穀米をおいしく食べるポイントは?
雑穀米は、白米と同じように主食にしても十分おいしく食べられます。雑穀の種類や分量、割合によって、食感や味わいが変わってくるので、自分好みのバリエーションを試行錯誤するのも楽しいですね。
ぱさぱさ感が気になる人は、モチキビなどもち科の雑穀を選ぶといいでしょう。炊くときに少量の油を加えるのもおすすめです。
雑穀米のレシピの定番は、カレー、チャーハン、おにぎりなどです。
ダイエット中の女性に人気なのは、雑穀サラダ。野菜やひじき、豆類などに雑穀(または雑穀米)を混ぜるだけで、独特の食感が楽しめるおいしいサラダのできあがりです。