どう乗り切る?家計に襲いかかる値上げラッシュ!

物価が上昇し続けています。「どうして何もかも高くなるの?」と思っている方も多いでしょう。理由として挙げられるのは、2014年の消費税増税に続き、急激な円安で輸入原材料費、燃料費、物流費などが高騰したこと。
さらに、中国やインドを中心に、新興国の需要が拡大したことがあります。
家計に大打撃の値上げラッシュ。現在の状況をまとめてみましょう。
家計に大打撃!食品は軒並み値上げ
家計にとって、もっともダメージが大きいのが食品の値上げ。いま、この食品の値上げが止まらないのです!
先日も、これまで31年間値上げしなかった「ポッカレモン」が、9月から値上げされることが発表されました。昨年から続いている値上げラッシュの特徴として、ずっと同じ価格だったものまでが値上げされたことがあります。
例えば、味の素のほんだし、永谷園のお茶漬け、山崎製パンと敷島製パンの食パンや菓子パン、ヤクルトのジョアなどは20数年ぶりの値上げで、ロッテのガーナチョコレートはなんと41年ぶりの値上げです。
そのほかにも、値上げが顕著なものを並べていってみましょう。
パスタ、冷凍食品、レトルト食品、牛乳・ヨーグルトといった乳製品、カップ麺、納豆、コーヒー・紅茶、アイスクリーム……。食品に関しては、ほとんどのものが値上がりしていると思っていいでしょう。
オリーブオイルはいまや高級品!?
食品のなかでも、特に大幅な値上げとなったのがオリーブオイル。日清オイリオのオリーブオイルは30~50%もの値上げになりました。これは円安による輸入コストの上昇のほか、イタリアの日照不足、スペインの干ばつも影響しているそうです。
それでも摂りたい!女性の味方・オリーブオイル
最近では、ココナツオイルやエゴマ油が注目されていますが、美容と健康にいい食用油として最初にクローズアップされたのはオリーブオイルです。
特に一番搾りのエクストラ・バージン・オイルにはアンチエイジング効果やダイエット効果のほか、酸化を防ぎ、悪玉コレステロールを減らす働きもあります。
実際、オリーブオイルをよく摂る地中海地方では、心臓疾患や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病が少ないという報告もあります。
また、オリーブオイルをよく摂る地中海式食事法はユネスコの無形文化遺産に登録されています。
また、便秘で悩んでいる人は、寝る前にスプーン一杯のオリーブオイルを飲むのがおすすめ。
女性にとって嬉しい働きがいっぱいのオリーブオイル。価格は高騰しましたが、健康的な食生活のためにこれからも上手に取り入れていきたいですね。
ママ、ピンチ!どうする?子供関係の値上げ
ママにとってつらいのが、教育費など子供関係の値上げ。全国の小中学校では、給食費の値上げに踏み切ったところも多く、塾や習い事などの月謝も上昇しているようです。
さらに、いま注目されているのが、国立大学の授業料を私立大学並みに引き上げるという財務省案。
現在、私立大学の授業料は平均約85万円で、国公立大学が約53万円。国立大学の授業料まで上昇すると、平等な教育がますます受けられなくなると懸念されています。
夏休みに襲いかかる値上げの波!
子供にとって楽しい夏休み。レジャーの行き先として大人気の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの「1デーパスポート」も大幅値上げとなり、気軽には行けなくなってしまいました。
「それなら近場で外食でも」と思っても外食産業も値上げの嵐。「じゃあ、おうちでゆっくり」と思っても、夏に欠かせないアイスクリームも高くなったし、エアコンなどの電気代もかかりますね。
ママにとっては頭を悩ませる夏になりそうです。
値上げラッシュを乗り切る方法
値上げラッシュを乗り切ためには……残念ながら、地道な節約と工夫を続けるしかなさそうです。
スーパーのポイントを貯める、クレジットカードのポイントを貯める、ついで買いは控える、空腹のときはスーパーに行かない……。たぶん、とっくに実践している方が多いでしょうね。
ただ「節約疲れ」という言葉があるように、無理な節制を続けるとストレスで一気に散財!ということもあるので、節約にもメリハリが必要ですね。