みんなの夏のボーナス事情 ~散財?それとも貯金?

夏のお楽しみのひとつといえば、やっぱり「夏のボーナス」!
公務員の方は6月30日に、民間企業の方は7月初旬に支給されるのが一般的ですね。
さて、2015年の夏のボーナス。いったいいくら支給されたのでしょう。
「夏のボーナス、みんなはいくら?」
日経新聞社の調査結果(中間集計)によると、ボーナス支給額は昨年に引き続き好調なようで、昨年より1.7%アップの平均82万5356円。ただし、この金額は「上場企業+有力な非上場企業194社」限定のもの。全体を見るともっと低くなります。
例えば、「価格.comリサーチ 夏のボーナス2015」の調査結果(推定)によると、平均61万6000円。こちらは、昨年より10.4%のアップです。
では、女性に限ってみると……残念ながら、かなり下がって平均45万2000円。ただ、昨年は平均38万9000円だったので、6万3000円のアップです。そこそこ満足している方が多いのではないでしょうか。
自由に使える金額は人それぞれ!なかには使えない人も……
「価格.com」の調査結果を見ていくと、夏のボーナスのうち自由に使えるお金は「5万~10万円未満」と答えた人がいちばん多く、続いて「10万~20万未満」。「100万円以上」の人が3.9%いる一方、「自由に使えない」人も9.2%います。
好景気を反映してか、全体的には10万円以上自由に使える人が今年は大幅に増えたようです。
ボーナスの使い道は、堅実派が多数!
では、ボーナスの使い道を見てみましょう。
断トツで多いのは「貯金」。70%の人が貯金を選び、その金額は19万5874円。次が「商品・サービスを購入する」で、つまり買い物のことですね。65.6%の人がボーナスで買い物をすると答えています。3位は「国内旅行・外出」で43.8%という結果になりました。
つまり、貯金を除くと、買い物やレジャーに使う人が多く、これぞボーナスの正しい楽しみ方といった感じですね。
「さて、ボーナスで何を買おう?」
ボーナスで何を買いたいかというと、トップは例年どおり「洋服・ファッション関連」で16.6%。2位以下は僅差で、「本・雑誌・漫画」「家具・インテリア」「ノートパソコン」と続きます。
ほかには、「カメラ」「スマートフォン」「炊飯器や電子レンジなどの調理家電」とさすがボーナス、高額商品が目立ちます。
まるでバブル期?独身女性のボーナスの使い道
これが独身女性に絞った調査(ランキングシェア)になると、1位が「海外旅行」、2位が「国内温泉」、3位が「フルエステ」で、そのほか「時計を買う」「ジュエリーを買う」「結婚準備」「マンションの頭金」などが続き、貯金はなんと9位。
知る人ぞ知る、まるでバブル期の再来のような結果になりました。
「ボーナスといえばやっぱり旅行!」のあなたへ
貯金するつもりだったのに、実際にボーナスが支給され、「やっぱり旅行に行きたい!」と心変わりした人もいるかもしれませんね。
ところが、夏休みの人気ツアーはほぼ埋まっている状況。でも、2015年は秋のシルバーウィークが熱いんです!6年ぶりの5連休で、しかも有給を取ればなんと最大9連休にもなるという超大型連休。
いまのうちから、シルバーウィークに標準を絞って早めにアクションを起こすのがおすすめ。早期割引プランを利用すれば、夏よりもお得に旅行できる可能性大です。
今年は、海外旅行よりも国内旅行が人気。「地球の歩き方」の「2015年はココに行きたい!国内旅行人気ランキング」によると、2015年の1位は「沖縄の離島」。続いて「北海道の札幌」「京都」「沖縄の那覇」「東京23区」となります。北陸新幹線の開通で注目度アップの「金沢」は8位にランクイン。
それでも、やっぱり海外旅行に行きたい人も多いでしょう。海外旅行の1番人気は定番の「ハワイ」で、「イタリア」「フランス」「ドイツ」と続きます。
ただし、この調査結果はあくまでも「行きたい」場所。つまり憧れの場所であって、実際に行く場所ではありません。
特に海外旅行の場合は、実際に行くとなると、もっと近くて旅行代金の安い国になるでしょうね。ちなみに、「地球の歩き方」の2強は「ハワイ」と「台湾」とのことです。