仕込み女子に学ぶ!糠床でおいしい・カンタン・美肌健康術!

最近、美容や健康を気にする大人女子の間で流行っている発酵食品。
健康だけでなく、節約にもなるのだとか!
糠漬けは、発酵食品など自分で少しの手間をかけて作る、仕込み女子の間でも気になる存在。
糠漬けって実際どうなの?糠床のおいしい秘密を探ります。
糠漬けはペットみたい?!
糠漬けは一見手間がかかるようですが、手軽に食べれるのに、美容と健康を守ってくる優れもの。
昔は当たり前のように、我が家ならではの味とし存在していた糠床は、が、米屋が少なくなった現在、身近ではなくなってしまいました。
でも、糠漬けは、おでん汁や焼き鳥ダレのように年月を重ねるほどうまみが出てきてくる、日本ならではの知恵が詰まったソウルフード。
コツをつかめばオリジナルアレンジして、手軽に好きな糠床と食材で楽しめるため、ハマった仕込み女子は「まるでペットみたいに可愛い」と愛着が湧いているそう。
糠漬けで、美容・健康がパワーアップ!
糠は、精米(玄米を白米にすること)の時に、玄米から取り除かれる表皮や胚芽で、玄米のミネラルがたっぷり半分以上入っています。そんな糠を発酵させた糠床に漬けた野菜は、そのままより栄養素が豊富にパワーアップ!
熱に弱いビタミンがたくさん摂れるので、野菜によってはビタミンが5倍になるものも。特に豚肉やレバーにも含まれるビタミンB1で代謝アップ&ストレス対策に!「最近疲れやすい、イライラする」など感じる方にぴったり。
また、美肌・美髪に良いビタミンB2は、血行促進・体脂肪燃焼を促すので、デトックスや肩こりの緩和も期待できそう。さらに、腸内を整えてくれる植物性乳酸菌でたっぷり入っているので、肌もつやつやに。免疫力を高め、余分な脂肪を燃やしてくれるので、老若男女問わずに取り入れたい食品です。
糠漬けは、余り野菜も活用OK!
糠漬けはいろんな野菜を漬けられるから、冷蔵庫の余り野菜も使えます。また、常に漬けておけば、忙しい日も手早くおかずやおつまみに早変わり!
きゅうりや茄子だけでなく、トマトやアボカド、豆腐やセロリを入れる人も。昔ながらの糠漬けがなんだかおしゃれなサラダのよう。いろいろな食材で試して、オリジナル糠漬けを楽しみましょう。
●糠床の材料を手に入れよう!
最近は、糠床セットという名の初心者でも簡単にできるキットが売っています。キットを使って自分で味を整えていってもよし!最初から自分で作ってもよし!自分で用意する場合は下記を参照して下さい。
・新鮮な糠(生糠or炒り糠) 2kg程度
スーパーや米屋などで手に入ります。生糠でも大丈夫ですが、炒り糠の方が変質を防ぐので扱いやすいかもしれません。
炒り糠にする場合は、面倒ですがフライパンなどで1~2分空炒りして冷まします。炒り過ぎに注意!余った糠は密閉袋に冷凍保存できます。
・漬け樽 3L~5L程度
糠床の入れ物は、水分を吸収して通気性の良い木樽や甕(かめ)にすると一味違います。でも、ずぼらにやりたい方は、ホーロー容器やタッパーがおすすめです。
キュウリなどは縦につけるとよいのですが、温度管理をしながらの大きい器は、特に都会の現代家庭にはなかなか難しいもの。カビが生えにくく、気軽に冷蔵管理できる3L程度の密封容器から初めてみましょう。
・塩 約250g(糠の13%~お好み)
精製塩は塩分がきつくなりやすいので、自然塩がおすすめ。
・鷹の爪(3~4本)、昆布(20gまたはお好みの量)
唐辛子は入れすぎると辛くなりますが、酸化防止にも。昆布と合わせて味出しに使いましょう。
・捨て漬け野菜(150g程度/1回分)
漬け初めは、味が馴染みにくいため、最初3~5日は本漬けのために、水分の多い葉物野菜を漬けます。食べられない訳ではないですが、味を出す準備のため”捨て漬け”と言います。
●糠床を作ってみよう!
①糠と同量または少なめの水に塩を入れ、煮立てて冷ました塩水にする。
②容器に糠、小さくした昆布、鷹の爪、塩水を入れ、粉っぽさがなくなりしっとりするまでよく混ぜる。
③底からよく混ぜたら、捨て漬け用の野菜が見えなくなるように糠を被せて漬ける。冷暗所(涼しくて湿気の少ない場所)か冷蔵庫に保管しましょう。
④③を3~5日続けたら、お好みの野菜を本漬けしてみましょう!(1~2日漬けるのが目安)味出しにニンニクや米麹を入れてもGOOD!
●糠床の毎日のお手入れ
糠床は、乳酸菌の集まりでもあります。乳酸菌を活発にさせるように、1日1~2回、空気を底から入れるようによく混ぜましょう。
味も変わりますし、いたみになるカビも防いでくれます。野菜や味出し用の昆布や鷹の爪も定期的に交換しましょう。
糠漬けメンテお悩みQ&A
・糠が少なくなった、柔らかい
段々糠は少なくなってきます。また、野菜からの水分が出てきます。水分で糠が柔らかい時はキッチンペーパーなどで水分を吸って耳たぶくらいの固さに。
それでも柔らかい時や糠が減ってきたなと思ったら、糠を足してよく混ぜましょう。塩は味が薄くなったら足すくらいで大丈夫です。
・糠がすっぱくなった
糠床のかき混ぜが少ないとすっぱくなります。糠と塩を足したり、きれいにして砕いた卵の殻を入れたりして、5日程度様子をみましょう。
・長期間出かける時は?
糠だけを密閉容器や袋に入れて、冷蔵庫に保管します。長期間留守にする場合は、冷凍庫に保存して、帰宅したら自然解凍して下さい。
発酵食品を楽しんで、仕込み美人になろう!
発酵食品を楽しむ仕込み女子は発酵食品を沢山取り入れているから、腸がきれいにお肌もつるつる美しくなっていきます。
また、自分で作る楽しみ、できあがるまでの楽しみ、おいしい楽しみ、家族や誰かも喜んでくれる楽しみなど、沢山の楽しみがいっぱい!!
だから、仕込み女子にはナチュラル美人が多いのです。さあ、発酵食品を楽しんで心も体も美しく健やかになりましょう!