独身女性に保険は必要?シングル女子が入るべき生命保険を徹底調査!

「独身女性も保険に入ったほうがいいの?」
いま、生命保険に入るべきかどうか悩む大人女子が増えています。
病気やケガなど万が一のときに備えたいけど、毎月の保険料はけっこうな出費。
そこで、シングル大人女子が厳守したい保険の入り方についてお届けします。
独身女性が優先して加入すべきは医療保険!
独身女性が押さえておきたいのは、保険には大きく分けて2つの目的があるということです。
1.病気やケガに備える
2.死亡したときの保障
独身女性がまず入るべきなのは、1.病気やケガに備える「医療保険」です。
万が一の病気・ケガでの入院や手術、療養に備えることが必要です。医療保険は入院した場合に入院給付金が支払われ、保険適用の手術をした場合は手術給付金が支払われます。
医療保険にはさまざまな商品があるので、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
入院給付金は備えすぎる必要なし
まず、入院給付金の金額。もちろん多くもらえればもらえるほど安心ですよね。
ただし、入院給付金の金額が多くなれば、その分毎月の保険料も高額になります。ですから、1日につきいくら必要なのか、しっかり計算してから選ぶことが大切です。
●「高額療養費制度」である程度カバーできる
入院や手術となると何十万円もかかることがあるので不安になると思いますが、「高額療養費制度」という公的制度があります。
これは1ヵ月の医療費が高額になった場合、一定額を超えた分のお金が戻ってくる制度。一般的に8万円ほどの自己負担で収まることが多いので、備えすぎる必要はありません。
●会社を休んだときは「傷病手当金」がもらえる
入院や手術にかかるお金のほか、会社を休んだ分の収入ダウンも考えなければなりません。
ただ、この場合も「傷病手当金」という制度があり、会社を4日以上休んだときには4日目から給料の3分の2が支給されるので、ある程度はカバーできると考えていいでしょう。
以上を踏まえたうえで、入院給付金がいくらの商品を選ぶか考えることをおすすめします。
入院1日目から給付されるタイプが安心
もうひとつ、入院給付金で気をつけたいのが、「5日以上入院した場合」などと制限付きのタイプがあることです。
いまは、入院日数がかなり短い傾向になっているので、日帰り入院や1泊2日の入院からでも支払われる商品を選ぶのがおすすめです。
「がん保険」はいざというとき心強い
がん保険は、がんになったときに手厚い保障が受けられる保険です。がんと診断されると「がん診断給付金」としてまとまった一時金が支給されます。
がんの治療にはお金がかかります。保険適用外の先進医療のほか、抗がん剤治療や放射線治療など入院せずに治療することもあります。
その場合、入院保障だけではカバーできないので、がんが心配な人は加入しておくと安心です。
「女性向け保険」は必要かどうかを吟味して
乳がんや子宮がんが心配な大人女子も多いでしょう。
いまは、女性特有の病気に特化した保険がたくさんあります。その内容は、女性特有の病気になった場合、一般的な保障より1.5倍~2倍の入院給付金・手術給付金が支払われるというものです。
「女性疾病に備えたほうが安心ですよ」と保険会社にセールスされると、つい加入したくなりますが、ちょっと待って!
女性向け保険は、女性疾病の保障が手厚い分だけ、保険料も高くなっています。
乳がんや子宮がんは「がん保険」でも保障されることを踏まえたうえで、ほんとうに必要かどうかをよく考えましょう。
独身女性に高額な死亡保障は不要
死亡保障は遺された家族の生活費をカバーする目的なので、独身女性に高額な死亡保障は不要です。
万が一に備えて、自分の葬式代として200万円~300万円程度を想定しておけば十分といえます。
死亡保障にお金をかけるのであれば、その分、医療保障を充実させることをおすすめします。
保険会社のセールストークに惑わされないこと
保険会社は「もっと手厚い保障にしたほうが安心」「女性疾病に備えたほうがいい」などといろいろすすめてきます。
なかには病気への不安を煽り、高額な商品をすすめるケースもあるようです。
すすめられるまま契約せずに、まずは必要最低限の保障を選ぶのもいいでしょう。
結婚や出産などライフステージが変わる可能性もあるので、その都度、保険を見直すのがベストです。
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