美しく“がん”予防!!「デザイナーフーズ」を取り入れてがんに勝とう!!

日本人の2人に1人が“がん”になるといわれる時代。
女性がなりやすいがんの1位は乳がんです。がんには検診がとても効果的ですが、毎日の食生活でも予防できるといわれています。
がん予防に効果があるだけでなく、アンチエイジングも期待できる「デザイナーフーズ」を知っていますか?
細胞を若々しくする「デザイナーフーズ」
「デザイナーフーズ」は、アメリカ国立がん研究所が発表した「がん予防が期待できる食品」のこと。
アメリカは、日本よりもがん患者の増加が深刻化したため、早くから食べ物と健康の研究が進められてきました。こうした長年の疫学的研究に裏づけられているのが「デザイナーフーズ」です。
「デザイナーフーズ」は、がん予防の効果が高い食品を頂点にしたピラミッドで表されています。

「デザイナーフーズ」は、その効果が高い順から、1群、2群、3群に分けられています。
【1群】
にんにく、キャベツ、甘草、大豆、しょうが、セリ科(人参やセロリ)
【2群】
玉ねぎ、お茶、ウコン、全粒小麦、玄米、柑橘類(オレンジやレモン)、ナス科(トマトやナス)、アブラナ科(ブロッコリーやカリフラワー)
【3群】
メロン、大麦、からす麦、きゅうり、じゃがいも、ハーブ類(バジルやミント)、ベリー類(イチゴやブルーベリー)
アメリカの研究結果ですが、こうして見てみると私たちに馴染みのある食品ばかりですよね。
これらの食品に共通しているのは、抗酸化作用があるということ。活性酸素によるDNAの損傷を防ぎ、がんを抑制する働きがあるのです。
「食べ物でほんとうにがんが防げるの?」と思うかもしれませんが、がんの原因の約30%は食べ物にあるといわれています。
また、活性酸素は老化の原因になるので、抗酸化作用のあるデザイナーフーズを食べることでアンチエイジングが期待でき、さらに免疫力アップや生活習慣病予防もできるのです。
つまり「がんを予防する食べ物=若くなれる食べ物」ということです。
がん予防に効果的!でもにおいが気になる!!
「デザイナーフーズ」のトップに君臨するのが、にんにく。好きだけれど、においが気になるから敬遠しているという女性が多いですね。
でも、にんにくががん予防に効果的だということは、さまざまな研究により報告されています。
また、にんにくをよく食べている国や地域ではがん患者が少ないというデータもあります。
にんにくにはがん細胞より強い成分がある
最も注目されているのが、にんにくに含まれるDATS(ジアリルトリスルフィド)という成分。DATSは、がん細胞の増殖を抑え、細胞を正常な状態に戻して、がん細胞を消滅させることが明らかになっています。
実際の医療現場でも、DATSを併用することで、抗がん剤の量を減らして副作用を軽くする方法があるようです。
にんにくは臭いからこそ効果的!
にんにくは、傷がついていなければそれほど強烈なにおいはしません。
刻んだり、すり下ろしたりして傷をつけることで、アリシンという成分が生まれます。このアリシンが変化したものが、がん細胞をやっつけるDATSなのです。
にんにくは、細かく刻めば刻むほどDATSが生まれ、そして刻んだらすぐに油と混ぜるのが効果的。
つまり、にんにくを効率よく摂取するには、刻んでガーリックオイルにしたり、すり下ろしてガーリックバターにしたりするのがおすすめ。
気になる摂取量ですが、1日1片のにんにくで、がん予防の効果が期待できるといわれています。
食生活をちょっと変えるだけで健康になれる
とはいっても、毎日にんにくを食べるのはイヤだという人は、「デザイナーフーズ」を参考に、1群のキャベツや大豆やしょうが、2群の玉ねぎやブロッコリーなどを積極的に食べるようにしてはいかが?
忙しくて食生活を改善する余裕がない人は、サプリメントや青汁を取り入れてもいいでしょう。