美人が台無し!!口臭に悩む女子が急増!そのワケは?

素敵な大人女子から口臭が……。これ、シャレになりません。でも、近年、口臭を気にする女性が増えているのです。
口臭のほかに、口のなかが渇いたり、ねばついたりといった症状はありませんか?もしかすると、それはドライマウスかもしれません。ドライマウスは早めに対処し、口臭を撃退しましょう。
働き者の唾液が減ってしまう「ドライマウス」
ドライマウスはその名の通り、口のなかが乾燥する症状。「口腔乾燥症(こうくうかんそうしょう)」ともいい、唾液の分泌が減ることで起こります。
たかが唾液と軽視するのは大間違い!唾液にはすぐれた働きがあります。
【唾液の働き】
●消化作用→炭水化物の消化を促す
●自浄作用→口のなかを洗い流す
●抗菌作用→口のなかの菌の増殖を抑える
●粘膜保護作用→口のなかの粘膜を守る
唾液が減って口のなかが乾燥すると、口臭だけでなくさまざまなつらい症状が出現します。
「食べ物が飲み込みにくい」「食べ物を噛みにくい」「しゃべりにくい」「舌がヒリヒリする」などです。
あなたは大丈夫?ドライマウスチェック
欧米の疫学調査によると、各国の人口のおよそ25%がドライマウスとのことです。日本でも800万~3000万人がドライマウスに悩まされ、そのうちの90%が女性といわれています。
【ドライマウスの主な症状】
●喉が渇いて咳き込みやすくなる
●口のなかがネバネバする
●口臭が気になる
●虫歯や歯周病になりやすくなる
●感染症にかかりやすくなる
●パンやビスケットなどが飲み込みにくくなる
●口のなかが痛くなる、舌や唇がヒリヒリする
●味がおかしく感じられる
●舌が上あごにくっつきうまくしゃべれなくなる
ドライマウスの6つの原因
1. 加齢
年齢とともに唾液の分泌量は減っていきます。また、口のまわりの筋肉が衰えることでも唾液の分泌能力は低下します。
2. ストレス
唾液腺をコントロールするのは自律神経。ストレスで交感神経が優位になると、唾液の分泌量は減少します。
3. 生活習慣
食べ物をよく噛まなかったり、不規則な生活が続くなど、生活習慣でも唾液の分泌は減ります。
4. 薬の副作用
花粉症の薬や高血圧の薬、抗うつ薬といった薬の影響により唾液の分泌量が減少することがあります。
5. 病気
糖尿病や甲状腺などの病気、またシェーグレン症候群という免疫疾患によりドライマウスになることがあります。
6.口呼吸
口呼吸をすると口のなかの唾液が蒸発するため、ドライマウスになります。
気になったら始めよう!ドライマウス対策
よく噛んで食べる
よく噛むと唾液腺が刺激されます。噛まないと食べにくい根菜類なども食事に取り入れましょう。キシリトールガムや酢昆布などもおすすめです。
ストレスを解消する
ストレスを感じると体は緊張状態になり、唾液の分泌が少なくなります。好きなことをしてストレスを発散し、リラックスできる時間を作るようにしましょう。
お酒と煙草は控える
アルコールとニコチンには利尿作用があり、体が渇きやすくなります。また、寝る前にお酒を飲むと、口のなかが乾燥します。煙草は口臭まっしぐら。禁煙をおすすめします。
鼻呼吸を意識する
日頃から鼻呼吸を意識しましょう。寝ているあいだの口呼吸を防ぐには、マウスピース、閉口テープ、マスクなどが効果的です。
唾液腺マッサージ
唾液の分泌を促す唾液腺マッサージを取り入れましょう。耳の手前にある耳下腺やあごの真下(=舌の真下)にある舌下腺をマッサージすると効果的です。
カラオケはドライマウスに効果的な歌を!
NHKの「あさイチ」では、歌うと唾液が増やせる曲を紹介していました。
1位 「アゲハ蝶」 ポルノグラフィティ
2位 「ようかい体操第一」 Dream5
3位 「promise」 広瀬香美
カラオケはストレス発散もできるので、ドライマウス対策にはおすすめですよ。